治療期間・ダウンタイムについて
ここでは、脂肪吸引にかかる治療期間(ダウンタイム)、また手術後における通院について解説します。
脂肪吸引にかかる治療期間・ダウンタイムは?
脂肪吸引は、目的は病気の治療ではありませんが、医学的には病気の治療と同じ外科手術になります。
外科手術である以上、体が安定した状態に戻るまでには時間が必要です。この時間をダウンタイムと言います。
前提として、脂肪吸引は手術直後に痩せているわけではないことを理解しておいてください。 手術してから数か月かけて徐々に痩せていきます。
さて、脂肪吸引後に必要なダウンタイムは、手術の種類や部位によって様々です。
以下では、一般的な「切る脂肪吸引」のダウンタイムについて部位別に確認してみます。
- 頬:1~2ヶ月
- アゴ:1~2ヶ月
- 二の腕:2ヶ月
- ふくらはぎ:2ヶ月
- お腹(ウエスト):2~3ヶ月
以上のように、部位によってダウンタイムは異なります。部位をよく見れば分かりますが、これは、脂肪吸引の量にも比例していると言えます。頬よりもお腹のほうが、吸引量はかなり多いでしょう。そのため、ダウンタイムも長くなる。そう考えておけば間違いありません。
なお、上でも説明したとおり、手術直後にその部位が痩せているわけではありません。ダウンタイム中に徐々に痩せてくることを実感するわけですが、この痩せ方、進捗には個人差があります。
早い人だと、手術をして1週間程度でかなり大きな変化が見られる場合もあります。
一方、上に列挙したダウンタイムの上限を過ぎても、なかなか大きな変化が見られない場合もあります。
同じ病気に対して同じ治療をしても、その後の治癒力には個人差があるのと同様、脂肪吸引してからの進捗にも個人差があります。
ただし、脂肪がうまく吸引されていないなどといった、いわば失敗に属する手術でもない限り、脂肪細胞は確実に減っていますので、なかなか痩せないという人は時間がかかるかも知れませんが気長に待ちましょう。
脂肪吸引後は通院が必要?
脂肪吸引をしたあとには、とくに「切る脂肪吸引」の場合には、通院が必要です。
一般的には、次のような流れで通院します。
- 手術翌日~3日:圧迫除去などのために診察が必要
- 手術1週間:抜糸のために通院が必要
- 手術1ヶ月:状態チェック等のために1ヶ月検診が必要
- 手術3ヶ月:状態チェック等のために、3ヶ月検診が必要
以上の4回は、どの部位の施術でもおおむね共通しています。
3ヶ月検診の結果、予後が良好であれば、それで通院は終了となります。まだ通院が必要と医師が判断した場合には、追加で指定の期間に通院することになります。
ちなみに、部位別による一般的な通院回数は、以下のとおりです。
- 頬:4回
- アゴ:4回
- 二の腕:5回
- ふくらはぎ:5回
- お腹(ウエスト):5回
脂肪吸引も外科手術の一種ですので、面倒臭がらずに通院の予定を優先してスケジュールを立てましょう。
体験者のブログから分かる脂肪吸引のダウンタイムについて
脂肪吸引の治療は、一体どのくらいかかるのでしょうか?脂肪吸引を受けた人のブログを調査して、施術後のダウンタイムについてまとめてみました。
脂肪吸引の体験をつづったブログ「脂肪吸引 経過BLOG!」を紹介

https://ameblo.jp/maaaaru-o/entry-11638486097.html
まるさんは、太ももやふくらはぎを脂肪吸引した体験を、ブログに書いています。施術の開始時間はかかれていませんが、まるさんがクリニックを出たのは午後6時頃。ほぼ半日以上の時間をかけて、脂肪吸引の施術が行われていたのでしょうか。施術終わりにお腹が空いていたと、まるさんはブログにつづっています。
そして、施術の3日後には検診があり、8日目には抜糸をしたそうです。残念ながら、まるさんのブログは術後25日目までしか書かれていません。そのため、その後は分かりませんが、まるさんの場合は術後21日目でほとんど痛みはなくなっていたようです。
脂肪吸引の体験をつづったブログ「初!脂肪吸引」の紹介

https://ameblo.jp/everydaytoumorokosi/entry-11154834602.html
「初!脂肪吸引」のブログを書いているとうもろこしさんは、下半身と上半身の脂肪吸引を体験しています。とうもろこしさんが下半身の施術をした際は、翌日に縫合したそう。2~3日は激痛で動けなく、排便するのが怖かったと語っています。
また、とうもろこしさんは、術後1週間くらいで内出血が紫から黄色へと変色し、大分症状は良くなったようです。他の人が書いたブログと比べても、とうもろこしさんの場合は、術後の経過が良好だったのではないかと考えられます。このことからも、脂肪吸引の術後の経過は個人差があることが分かります。あらかじめ、少しダウンタイムが長くなることを想定して、施術に臨んだ方が良いでしょう。